サービスエリア・パーキングエリアに「短時間限定駐車マス」を整備し運用する実証実験を順次開始

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NEXCO東/中/西日本は、高速道路サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)における利便性向上の取組みとして、大型車駐車マスの一部を60分以内の駐車とする「短時間限定駐車マス」として整備し運用する実証実験を順次開始しています。

大型車ドライバーのより確実な休憩機会を確保する実証実験

実証実験は、長時間駐車車両の存在により、駐車ができずにSA・PAを出ていく大型車が多い休憩施設に短時間限定駐車マスを整備することで、休憩機会の変化や、周辺休憩施設を含めた混雑状況、効果的な整備位置などを検証するものです。大型車ドライバーのより確実な休憩機会の確保を目的に、下記11か所の休憩施設において実施されます。

NEXCO東日本管内:E4 東北道 蓮田SA(上り)、上河内SA(上り)、安達太良SA(下り)、国見SA(下り)
NEXCO中日本管内:E1 東名 足柄SA(上り)
NEXCO西日本管内:E2 山陽道 福山SA(下り)、吉備SA(上り)、龍野西SA(上下)
E3 九州道 古賀SA(下り)、E2A 中国道 美東SA(下り)

短時間限定駐車マスの表示・配置例

「短時間限定駐車マス」の位置は、休憩施設内に看板を設置して案内し、短時間限定駐車マスとわかるよう、駐車マスに路面標示が施されます。今後、実証実験の状況を鑑み、厳格な監視体制や駐車時間を判定するための画像処理技術の導入など、さらに必要な対策を検討していく予定となっています。

過去にはSA/PA予約制にする社会実験も!

過去には、夜間や休日に満車状態が続く高速道路SA・PAの問題を解消をするために、東名の豊橋PAの駐車場等でトラックドライバー向けの「駐車場予約システム社会実験」「有料化実験」が行われました。

予約制・有料化の導入により

●大型車やダブル連結トラックの駐車場混雑が緩和される

●ドライバーの休憩機会を確保できる

●ドライバーの安全運転を促進できる

などのメリットがありましたが、一方で、以下のようなデメリットも指摘されています。

●予約の手間がかかる

●予約が取れない可能性がある

●料金が発生する

<参考:NEXCO中日本 https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/5803.html

カテゴリー: ETC

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